教科書著者にきく子どもが算数を好きでい続けるために大切なこと
いつから算数に対して苦手な気持ちが生まれるのか?
お母さん、お父さんは算数や数学が好きでしたか?
小学校低学年の子どもたちに聞くと、多くの子が「はい!」と手を挙げますが、高学年、中学校、高校とあがるにつれ、だんだん「苦手」「嫌い」という意識を持つ子が増えていきます。
今回は、高校数学のあの有名参考書「Focus Gold」の代表著者であり、中学数学の教科書も執筆されている、ウィーケン!オンラインスクールのSTEAMコースや、リアル体験「算数ってこんなに楽しい!ワクワク親子算数教室」でおなじみの、たけちゃん先生こと名城大学教職センターの竹内英人教授に、子どもが算数を好きでい続けるために大切なことについて聞いてみました。
成長するほど算数嫌いな子どもが増えていく
ウィーケン!の算数教室で、「算数が好きな子!」と聞くと、ほとんどの子が元気よく「はい!」と手をあげてくれます。
実際、算数・数学嫌いの子は、小学生で3割しかいないのに対して、中学生で5割、高校になるとなんと7割にもなると言われています。こんなにたくさんの子どもたちが、遠くない将来算数嫌いになってしまうのですね。
内容がどんどん難しくなるから嫌いになってしまうのかなと思ってしまうところですが、「算数を嫌いになる一番の原因は、教える側がすぐに正解を求めすぎることです。そして、正解にしか価値を見いださないからなのです。」という竹内教授。
子どもは本来考えることが大好きだから、その楽しみを応援したらいい
ウィーケン!の算数教室では、子どもたちが集中して楽しそうに問題に取り組む姿がよくみられます。「子どもは本来考えることが大好きなんです。」という竹内教授。遊ぶように学んで、自分の頭で考える楽しさを知り、その習慣を身に付けると、子どもたちはじっくり考えることを楽しむようになるんですね。
「算数を好きでい続けられるためには、正解・不正解の〇×だけで判断しないことが大事です。正解を出すことより、自分の頭で考えたことに一番の価値を置くこと。そして、子どもたちにそのことを知ってもらうことです。」
「子どもたちは興味や関心があることは進んで学ぶ。だからこそ、進んで学ぶような仕掛けを作ることが大事なのです。よい教材ときっかけさえ与えればいい。
さらによい先生(子どもに合う先生)に出会えれば最高です。そうすれば、子どもは自分でどんどん学んでいきます。」
親に必要なことは「待ってあげる」こと
竹内教授はよく、「子どもたちに教えないでください!」とお母さん、お父さんに声かけをします。「考えているときこそが、一番伸びている時間で、一番大切な時間なんです。」
「親が教え込む必要はありません。他の子どもと比べる必要はありません。急かさず、待ってあげてください。中学受験のもっと先の子どもの未来のために、算数って楽しい、学ぶって楽しいという気持ちを育んでほしいと思います。」
たけちゃん先生に会える!親も学べる!次回の竹内教授の算数教室は、12/6(日)開催です!お楽しみに!
「算数ってこんなに楽しい!ワクワク親子算数教室」~図形編
講師紹介 竹内英人教授
名城大学 教職センター
数学教師育成のプロフェッショナル
大学では、「いかに生徒の数学の学力を向上させるか」をテーマとし、将来中高の数学教員を目指して入学してくる学生向けに教職教育を行う。また、若手教員の授業力向上のために、全国で教員研修の講師を担当している。
また、啓林館の中学校・高校数学教科書の執筆をはじめ、著書多数。小・中・高校生への数学の出前講義も大人気で、全国で開催している。
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