ヨルダンにアイデアを届ける!学校に行けない子どもたちから考える探究SDGs授業│小学生オンライン
世界の現状を知り、解決策の種を考える
少人数・双方向型のウィーケン!オンライン週末体験「世界の今を知り、未来を創る!学校に行けない子どもたちから考える探究授業[探究SDGs]」を開催しました。探究SDGsオンラインスクールからのスピンオフ企画です。教えてくれたのは、国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の松本先生です。ウィーケン!の佐々木校長と一緒に、世界の現状を知り、「なぜ?どうして?知りたい!」という好奇心と探究心を育みながら、「こんなことがあったらいいのに!」という解決策の種をみんなで考えました。
貧困、紛争、児童労働、家事…様々な理由で学校に行けない子どもたちがいる
コロナ禍で学校に行けなくなるという体験をした小学生の子どもたち。病気やケガ以外で、学校に行きたくても行けないという状況を体験しました。でも世界には、様々な理由で学校に行けない子どもたちが、約10人に1人もいます。
なぜ学校に行けないのだろう?の問いかけに、ウィーケン!キッズたちからは、
「お母さん、お父さんがはたらく場所がなくて、お金がなくていけない」
「家の家事をしなければいけなかったり、兄弟が多くてお世話をしなければいけない」
「災害とか戦争で学校の建物がボロボロになっている」
など、たくさんの意見が出ます。みんなよく勉強しているね!
松本先生からは、世界で活動するWVJが実際に出会ってきた、アフリカやアジアの子どもたちの実際のストーリーを教えてもらいました。
相手の立場を想像してお互いを思いやる子どもたちのあったらいいな!を現地ヨルダンに届ける
後半は、ウィーケン!の探究授業といえばの「あったらいいな!」で解決策のアイデアを考え、ディスカッションする時間です!
今回のケーススタディは、シリア難民の子どもたちと、隣国ヨルダンの子どもたちとの間に、実際に起こっている軋轢です。国境を越えて着の身着のまま逃れてきた子どもたちが、ヨルダンの小学校に通うことになって、ヨルダンの子どもたちの勉強時間が大幅に減ってしまったことなどを受け、シリア難民の子どもたちにいやがらせをしてしまうことも。
お互いどんな気持ちになっているのか、みんなでディスカッションをしていくと、本当にたくさんの意見がでました。松本先生も、佐々木校長も、ウィーケン!キッズたちの相手の立場を考える想像力にとても驚きました。
「シリア難民の子どもたちは、厳しい状況だということを知らないのに、いじめをされていやな気持になっている」
「ヨルダンの子どもたちは、今まで気持ちよく授業をしていたけれど、知らない国の子どもたちがやってきて、気持ちよく勉強ができなくなって、いやな気持ちになっている」
そして解決のために、手が上がるのが止まらないほどたくさんのアイデアが出てきました!
これらのアイデアは、松本先生から、ヨルダンで活動しているWVJのスタッフさんに伝えてもらうことに!どんなフィードバックが来るのか楽しみにです。
世界への興味が深まり、自分で考える力が確実についているウィーケン!キッズたち、また一つ、未来の可能性が広がりました!
次回のウィーケン!探究授業は、未来を創る!ピースワンコ保護犬活動から考える探究授業です!ご参加をお待ちしています!
講師紹介
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン│ 松本謡子
ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGOです。子どもたちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困と不公正を克服する活動を行っています。宗教、人種、民族、性別にかかわらず、すべての人々のために働きます。
[HP:https://www.worldvision.jp/]
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