リアル体験

本当の工場で職人から学ぶ、日本の伝統工芸体験

愛知・名古屋を代表する日本の伝統工芸品の名古屋友禅（なごやゆうぜん）。友禅とは、布に模様を染める技法のひとつで、江戸時代からある日本の代表的な染色法です。着物の柄として聞いたことがある人もいると思います。そして、友禅といえば京都の京友禅や石川の加賀友禅などが有名ですが、この名古屋でも「名古屋友禅」として独自の技法が受け継がれてきました。

舞台となるのは、今では名古屋に3件しかない昔ながらの友禅工場である赤塚染工場です。教えてくれるのは、名古屋友禅伝統工芸士であり、数々の伝統工芸品賞を受賞している赤塚さん。本物の工場で、実際に職人さんが使用している道具などを使いながら、少人数で体験していきます。

今回は、名古屋友禅の技法の中でも、「型友禅（かたゆうぜん）」にチャレンジします。型友禅とは、その名の通り、型紙を使う技法です。柿渋紙を使い図案家が型紙を作って、型紙にそって職人が色糊・染料・顔料を使って染め上げていきます。修行には、10～20年もかかるそう！

体験の前半は、名古屋友禅ってなんだろう？伝統工芸士ってどんなお仕事をしているの？職人さんのお仕事について探究していきます。そして、普段なかなか見ることができない、伝統工芸士の赤塚さんのお仕事を間近で見学します。職人の技が光る型友禅のデモンストレーションは、大人も見ているだけでワクワク！

後半は、実際に名古屋友禅にチャレンジします！染めるのは、お持ち帰りできるテーブルセンタークロスです。好きな図柄や色を選んで、型を置いて刷毛（はけ）で染色していきます。一つの図柄を作るのに、複数の型が必要で、順番に工程を繰り返していきます。刷毛を使った濃淡の付け方も、教えてもらいます。同じ図柄でも色や濃淡で一人一人違った作品が出来上がります！

日本の、地元の伝統文化を体感する、子どもも大人もワクワクの90分！

◇自分で染色した、名古屋友禅のテーブルセンタークロスをお持ち帰り！

開催概要

開催場所

赤塚染工場
・名古屋市北区大蔵町6番地
・名古屋市営地下鉄名城線・名港線「志賀本通」駅 徒歩約3分
・駐車場なし（近隣にコインパーキング有）

講師紹介

合資会社 赤塚染工場・名古屋友禅伝統工芸士（型友禅）　赤塚順一
京友禅に染め物の基礎を学び、赤塚染工場先代から名古屋友禅を修得。愛知県を代表する伝統工芸品である名古屋友禅の伝承者として、本物の名古屋友禅を次世代につなぐべく、意匠や新商品の開発、次世代の職人教育、名古屋友禅の啓蒙活動に精力的に活動。伝統工芸技術者として数々の賞を受賞。名古屋友禅協同組合連合会会長。
[HP : https://www.akatsukasenkojo.com/]

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